しつこい乳幼児湿疹、治ったと思ったのに季節によってもぶり返す!0歳~2歳までの体験談

生まれて間もない頃から乳児性湿疹として頬にブツブツが出始め、医者からはしばらくすれば治ると信じ、様々な対処法も行ってきました。アトピーかもしれないと、食事の除去法も行ってきましたが、一向に治らず一番ひどいときには頬全体がただれ、ガサガサと浸出液でかわいそうな状態に…。この記事では発症した0歳から現在4歳になる娘の診断から処置、経過などを書いていきたいと思います。この体験が皆様の参考になれば幸いです。

1、初めての湿疹

始めて湿疹が出始めたのは生後1ヶ月頃。この頃の湿疹は顔にポツポツと所々に点を打ったような細かい湿疹で、痒がる様子もありませんでした。医者からも乳児湿疹で、しっかり洗浄をしていれば、いずれ良くなるということでした。実際、生後3ヶ月を迎えるころには頬はスベスベな状態になっていました。

2、再発した湿疹

1、離乳食時期から出始めた湿疹

生後5ヶ月を迎え、少しずつ離乳食の慣らしが始まりました。始めのうちは口の近くの片方の頬に赤みが出る程度でした。よだれや離乳食の残りが肌に残っていることによるかぶれと思い、食後はしっかり口周りを拭くようになりました。赤みは一向にひかず、赤みの中からガサガサしている部分が出始めました。拭きすぎによる油分不足かと思い、小まめに保湿の為にワセリンを塗るようになりました。離乳食や母乳からくるアトピーかもしれないと、卵・小麦・牛乳なども除去した期間は6ヶ月程。赤みが引いたり、また出たりしながら、広がっていくばかりでした。

2、皮膚科、小児科、アレルギーも診る小児科それぞれに受診

離乳食が始まり、症状が出てから1ヶ月以上経った生後6ヶ月目の頃。さすがにおかしいと思い、病院にいき始めました。皮膚科、小児科などそれぞれの専門の病院にいっても、乳児特有のものであると診断されました。ただ、いくら保湿しても、ステロイドで一時的にきれいになっても、必ずぶり返しました。また、ステロイド剤の不安もあり、塗ったり塗らなかったりする日もありました。

①皮膚科

皮膚は赤みがあり、ただれた様な状態になっているが、表皮を採取し顕微鏡でみてもカビなどの病原体はいない。簡易アレルギーテストをしても、どこも突出したアレルギーがない。1歳に満たない子どもの皮膚は薄く敏感であり、よだれや食べカスの影響があるのではないか。清潔にし保湿と消炎をおこないましょうとのこと。ワセリンとステロイド剤を混合したものが処方される。

②小児科

乳児特有の湿疹で、成長につれてよくなるので特に心配はいらない。特に薬の処方もなく終わる。

③アレルギーも診る小児科

アレルギー専門の小児科ではなかったが、アレルギーや喘息なども扱う小児科に受診。アレルギー症状というのはもっとひどいので、顔の湿疹だけでは済まないことが多い。症状から見て、乳児湿疹であるので、保湿とステロイドで治療していきましょうとの事だった。プロぺト(ワセリンより純度の高い保湿クリーム)とステロイド剤がそれそれ処方される。

3、同じ症状で悩んだというママから勧められた病院へいく

途方に暮れながら、自分の無力さや丈夫に生んであげられなくて申し訳ないと、自信を無くしていた頃、同じような症状で病院をはしごしたというママに出会いました。勧められた病院は東洋医学も取り入れた治療を行っている病院でした。すがる思いで受診したところ、診断結果ははやり乳児性の湿疹であるといわれました。胃や胃腸の働きが未発達である1歳頃ではよくある症状であるので、成長にしたがって治っていくでしょうとのこと。ただ、ステロイド治療の恐怖も聞いてくれて、胃腸の働きを助けてくれる漢方(大建中湯)とステロイド以外のかゆみ止めと消炎剤を処方してもらいました。

漢方や塗り薬の甲斐あって徐々に症状が沈静化していき、夏ごろには見違えるようにスベスベな頬になり、長い通院生活は終えるだろうと考えていました。

3、治ったかに見えた湿疹

寒さも徐々に深まってきた11月後半、頬に赤みが出てくる。初めは保湿のみで何とか治まっていたものの、保湿をしても赤みが消えなくなっていきました。ひどくなる前にと漢方の処方をもらいに通院をしに行くことにし、2歳を迎えまた暖かい時期になると少しずつ湿疹は消えていきました。そして、3歳間近の冬は特に湿疹も出ることがなくなり、現在4歳の娘は乾燥がちな冬になると身体の痒みがでるようで保湿を続けています。

まとめ

アレルギーがない子でも乳児湿疹は長い付き合いになるということを痛感しました。子供の成長にしたがってなのか、漢方があっていたのか、徐々に湿疹はなくなっていきました。ただ、一つ言えることは医者のお話はしっかり聞き、根気強く薬を飲んで、塗っていくことが大切なのだと思いました。

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